2015年9月19日土曜日

28 並行宇宙【宇宙とは】宇宙との対話

28 並行宇宙【宇宙とは】宇宙との対話

○宇宙の構造
・天の川銀河のある宇宙(実宇宙)が量子的揺らぎにより無から生まれたとすると、その外側には量子的揺らぎの存在する宇宙(虚宇宙)が存在すると想定せざるを得ない。
・虚宇宙には量子的ゆらぎから生まれた他の宇宙(並行宇宙)が存在するだろう。

○多元宇宙(マルチバース)[1]
・超弦理論は、ビッグバンが何度もあったことを示唆する。つまり、宇宙は1つではなく多元であり、並行宇宙があるということになる。
・並行宇宙では、物理法則は異なるが、超弦理論は適用可能だそうだ。
・高速で回転しているブラックホールはリング状につぶれる。そのリングの真ん中は並行宇宙へのゲートウエイとなる可能性がある。[1]

○実宇宙の誕生からビッグバン
・量子的揺らぎが閾値を超えなければ、揺らぎの内に生じた物質と反物質は対消滅する。=実宇宙は生まれない。
・量子的揺らぎが閾値を超えると物質と反物質の対称性が破れ、1e-36秒後に反物質が急速に時空間を膨張させる。(原子(1e-10m)よりはるかに小さい実宇宙(1e-27m)⇒3ミリ程度(1e-3m):インフレーション:膨張速度は光速の60倍超)
(これが逆だと時空は潰れてしまうので実宇宙は誕生しない。)
・その直後から(1e-36秒後→1e-32秒後)高温の物質はビッグバンを起こす。
(実宇宙の大きさ:3ミリ(1e-3m)⇒10cm(1e-1m))

○実宇宙の構造
・実宇宙の外側は反物資であり、並行宇宙の外側も反物質であることから、2つの宇宙は反発する。

○実宇宙の未来
・実宇宙は膨張を続け蒸発する。=虚宇宙に生じた大きな揺らぎの結果の消滅
・蒸発する前には、実宇宙の反物質の外殻は脆くなっており、他の並行宇宙と衝突すると、両方の宇宙が崩壊する。
・ということは、他の並行宇宙同士の衝突により飛散した物質が実宇宙の外殻に衝突すれば、量子的にそれを観測できるかもしれない。

○並行宇宙間の交信
M理論では、重力を通して他の宇宙と相互作用し得るとしている。[2]

・NASAのジェット推進研究所およびESAでは、2035年に、宇宙重力波望遠鏡(Laser Interferometer Space Antenna (LISA):レーザー干渉計)を使って並行宇宙の重力を観測する予定だ。[3]


【参 考】
1. ミチオ・カク/ニューヨーク白熱教室「『万物の理論』の驚くべき予言」20150403
https://www.youtube.com/watch?v=EWXNFhCuwXI
2. Wikipedia:多元宇宙論
3. Wikipedia:宇宙重力波望遠鏡

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