2015年8月11日火曜日

11 暗黒物質(ダークマター)と暗黒エネルギー(ダークエネルギー)【宇宙とは】宇宙との対話

11 暗黒物質(ダークマター)と暗黒エネルギー(ダークエネルギー)【宇宙とは】宇宙との対話

○暗黒物質
 ・暗黒物質は、銀河の運行や宇宙の構造を説明するために仮定された物質。
(1934年にフリッツ・ツビッキーによって銀河団中の銀河の軌道速度における"欠損質量" (missing mass) を説明するために仮定された。)[1]
・ 光を出さず他の粒子とまったく反応しないことから暗黒と名付けられた。
・ 暗黒物質は、銀河を中心に球状に分布する。
・ 私たちには3個の空間次元しか認識できないことから、他の7個の空間次元で運動している暗黒物質は見えない。[2]
・ 暗黒物質の質量は、他の7個の空間次元で運動している粒子(素粒子? 超弦理論では、高い周波数で振動する弦)の運動エネルギー。[2]
・ 重力レンズ効果で検出できる。

○暗黒エネルギー
・1990年代に行われた銀河や銀河団(宇宙構造)の観測で、暗黒物質(ダークマター)だけでは宇宙が平坦であるのに必要な宇宙質量の25%程度しか説明できないことが示唆された。もし暗黒エネルギー(ダークエネルギー)が残りの約70%を補えば、宇宙が平坦であることを説明できる。
・宇宙(時空)は加速膨張しているが、物質と暗黒物質は重力で互いに引き合うために宇宙の膨張に対してブレーキとして作用し、一方、暗黒エネルギーは反発力としてはたらくことが知られている。・・・?
・宇宙(時空)が膨張しても暗黒エネルギーの密度は薄まらない。
・暗黒エネルギーの正体は分からない。[3](重力の量子論と関係がある?)

☆表に出ない大事なものがある。

【参 考】
1.なぜ暗黒物質を仮定するのか?
1) ケプラーの第三法則により、二つの星の公転周期と軌道長半径から二つの星の質量の和を求めることができる。
M=a^3/p^2
     M:二つの 星の質量の和(太陽質量)
p:二つの星の公転周期(年)
a:軌道長半径(天文単位))
2) 銀河団の全質量をその周縁の銀河の運動に基づいて推定すると、その結果は光学的に観測される銀河の数および銀河団の全輝度に基づいて推定された質量の数百倍となる。
3) 従って、目に見えない物質(暗黒物質)が存在するものと推測される。

2.「宇宙は何でできているのか」村山 斉
3.Wikipedia:ダークエネルギー

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