22 電弱統一理論(WS理論)【宇宙とは】宇宙との対話
・・・1967年 S.ワインバーグ、A.サラム
○電磁気力と中性子が陽子に変化するベータ崩壊[1]のときに現れる弱い力をゲージ理論により統一した。(ゲージ:gauge 物差し)
○ ゲージ理論によれば、相互作用する素粒子には必ずそれをなかだちする場、すなわち粒子(ゲージ粒子、ex. ウィークボソン(W粒子、Z粒子))が存在する。
○1983年、ジュネーブのCERNの加速器は、W粒子とZ粒子を発見した。
【ゲージ理論】
○ゲージ理論[2]とは、ラグランジアン(運動エネルギーとポテンシャルエネルギーの差)が不変である系を扱う場の理論である。[3]
(☆運動エネルギーはマイナスで表現されることから、「差」は両エネルギーの和ということになる。)
1)場の量子論(Quantum Field Theory)では、場は粒子の形をし、粒子は場の形をし、粒子は場の力を伝える媒体となる。 [4]
(例として電子の間に働く電磁力は、光子の交換により生じる。ウィークボソンは弱い力を媒介し、グルーオンは強い力を媒介する。[4], [5]
2)また、真空では、場の量は僅かに振動している。完全な「虚空」は存在しない。[4]
【参 考】
1.中性子が陽子に変化する過程においては電子(ベータ線(β線))が放出される。
2.Wikipedia:ゲージ理論
3.Wikipedia:ラグランジュ力学
4.Wikipedia:場の量子論
5.宇宙との対話 No.24 標準理論
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