2015年6月29日月曜日

84 ホーキング放射(その2)【ブラックホール】宇宙との対話

84 ホーキング放射(その2)【ブラックホール】宇宙との対話 ・ 量子論の特徴の一つは、からっぽの空間というものがないことである。 ・ 一見からっぽに見えても、ミクロなスケールでは常に正エネルギーと負エネルギーの仮想粒子の対生成がおこなわれている。 ・ 正エネルギーの粒子は、エネルギーが大きければブラックホールから逃れることができる。 ・ 一方、負エネルギーの粒子はブラックホールに吸い込まれる。 ・ 負エネルギーの粒子が吸い込まれるため、結果的にはブラックホールのエネルギーは減り、ブラックホールは次第に小さくなっていく。 ・ ブラックホールが「蒸発」していくのだ。 ・ただし、蒸発しきるまでの時間は、1059 億年と宇宙年齢約140 億年と比べて桁違いに長い。 【参照】ブラックホールの謎に迫る 2004年日本物理学会科学セミナー 「アインシュタインと21世紀の物理学」テキスト(2004年8月5日-6日) 高エネルギー加速器研究機構 夏梅 誠 http://www.h7.dion.ne.jp/~natsuume/articles/jps_seminar_txt2.pdf

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