2017年12月7日木曜日

29 エントロピック重力/創発的重力

29 エントロピック重力/創発的重力

○エントロピック重力(Entropic gravity)または創発的重力(emergent gravity)は、現代物理学の理論であり、重力をエントロピックな力として記述する。[1]

○エントロピック重力理論は、2010年にアムステルダム大学の理論物理学者エリック・ヴァーリンデ教授が発表した重力についての新理論。重力とは「電磁気力」「強い力」「弱い力」と並ぶ自然の基本的な力ではなく、実は「見かけの現象」に過ぎないとする理論。[2]

○エントロピック重力理論では、重力とは「物体の位置に関する情報量の変化によって生じるエントロピー的な力である」と説明される。物体の位置が変動することによって、情報量としてのエントロピーが変化し、この変化が重力という形を取って現れるという。つまり、重力とは、エントロピー変化にともなう見かけ上の現象ということになる。[2]
○この理論では、重力が星間距離のような弱いレベルになると、その強度は質量からの距離と共に直線的に減衰しするとしている。[3]

○この理論に立つとダークマターを想定しなくてもよくなる。[2]

○理論の検証のための研究と実験が行われている。

【参 照】
1.エントロピック重力-Wikipedia
2.“ダークマター存在せず? - 「エントロピック重力理論」と観測データが一致2-“荒井聡
at マイナビニュース 2016/12/22
http://news.mynavi.jp/news/2016/12/22/230/
3.Entropic gravity-Wikipedia





【更新履歴】
20171111 新規

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