25 素粒子論的な宇宙論【宇宙とは】宇宙との対話
・・・1980年代~
・ビッグバン・モデルは素粒子論的な宇宙論で説明される。
・素粒子論の基本原理では、素粒子は数種類の対称性で説明される。
・このことから宇宙には物質と反物質が同じ量あると想定されるが、反物質は観測されることは稀である。
・ビッグバンでは物質と反物質が同じだけできたが、その反物質をニュートリノがほんの少しだけつまみ取るようにして、物質に変えたという考えもある。
参考:「宇宙は何でできているのか」村山 斉 (p.215)
・宇宙における物質の存在という非対称性(反物質がほとんどないということ)は、素粒子論におけるひとつの謎とされている。
☆考察☆
反物質の基本的な力は斥力であることから、重力・反重力の分離後(ビッグバンから10のマイナス44乗秒後)、反物質は物質よりも高速で拡散したと考えられる。
0 件のコメント:
コメントを投稿