2017年1月23日月曜日

77 宇宙と老化

○宇宙では老化が10倍進行する。[1]
:筋力・骨密度・循環機能・免疫の低下、脂質や糖の代謝異常
・骨密度は地球上の人間は一般に一年で1%から2%の割合で骨量が減少していく。しかし宇宙空間にいる人間はというと、1%から2%の骨量減少がたった一ヶ月で起きてしまう。

Image credit: NASA

○老化の原因:無重力と耳石 [2]
・無重力状態では、全身の自律神経や筋肉と繋がっている耳石に異常が起こる。
・宇宙飛行士の回復は早いが戻らない機能もある。[1]

※耳石(Otolith(オトリス)) [3]

○座り病:1時間座り続けると耳石が動かないことで22分寿命が縮む。[2] [4]
:筋力・骨密度・循環機能・免疫の低下、脂質や糖の代謝異常
⇒遺伝子病、がん、糖尿病、心臓病、自律神経異常のリスクが高まる。

○対策:30分に1度立ち上がる。(1日32回)[2]
・耳石は歩くよりも立上る時に動く。

【参 考】
1. “宇宙では、人は老化の早回しを体験する。(米研究)”at カラパイヤ 20140328
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52157694.html
2. NHK「ガッテン」『NASA直伝! 魅惑のアンチエイジング』20161116
http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20161116/index.html
3. Biodun Olusesi “Searchlight on Otoliths!”at Interesting ORL Facts 20130618
http://iofacts.blogspot.jp/2013/06/searchlight-on-otoliths.html
4. Anna Salleh “TV shortens life by 22 minutes per hour”at ABC Science Online’s 20110816
http://www.abc.net.au/news/2011-08-16/television-shortens-lifespan/2841190

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