1 惑星への植民 【宇宙旅行】宇宙との対話
71-1 太陽系内植民
71-1-1 国際宇宙ステーション(1999~2024) [1]
・高度:400km
・乗員数:6人
・重量:420t
・参加国:アメリカ、ロシア、カナダ、ESA加盟国、日本
・空気中の凝結水だけでなく尿からも水を再生することで、地上からの水の補給をほとんど必要としない。
・宇宙飛行士の交代にはソユーズ宇宙船が使われている。
・総費用:1,540億ドル(16兆円)
※ISS [2]
71-1-2 月
○グーグルとXプライズ財団が月面無人探査レース「グーグル・ルナ・Xプライズ(GLXP)」開催![3]
・高精細画像や動画を2017年末までに地球に送信することを競う。
・優勝賞金2000万ドル。
○月の諸元 [4]
・地球との平均距離:380,000km
・所要時間:3日
・重力は地球の6分の1
・大気が無く、隕石の影響を直接受ける。
・極地域には水が存在する。
・赤道付近には酸素を含む鉱物が存在する。
・磁気圏が無く、放射線レベルが高い。
・太陽電池パネルの製造に必要な原材料が採掘できる。
・かつては活火山があったが、現在はすべて休止状態。
71-1-2 火星
○マーズワン(Mars One)>[5 ][6]
・2027年までに、火星への片道移住をしようとしている、オランダの民間非営利団体
・計画
2016年9月 移住希望者24人を選ぶ。
2017年 最初のチームを選抜し、訓練を始める。
2020年 実験施設を火星に送り込み、火星の衛星軌道に衛星を設置する。
2022年 ローバーを送り込む。
2024年 生命維持施設を2基設置する。
2027年 4人を火星に移住させる。
その後、2年(26か月)ごとに、4人ずつ増やす。
○マーズワンは従来の技術で可能だが、資金調達が課題。
・費用:60億ドル
(放映権や寄付で資金を調達する。)
(これまでに、$ 780000を調達)
○火星の諸元 [7]
・所要時間:6~7か月
・直径は、地球の半分
・重力は、地球の約40%
・自転周期は、24時間40分くらい
・衛星は、二つ(ダイモス、フォボス)
・大気は地球の0.75%(二酸化炭素95%、窒素3%、アルゴン1.6%)
・地下に氷があるらしい。
・火星の磁気圏はとても弱く、太陽風を防ぐのに十分ではない。[8]
・火星周回軌道上は国際宇宙ステーションと比べて放射線のレベルが2.5倍も高い。[8]
71-1-3 宇宙エレベーター
○なぜ宇宙エレベーターが必要なのだろう?
○宇宙エレベータの輸送コストはロケットの1/160だからだ。
※宇宙エレベータの輸送コスト:0.05億円~0.1億円/t [9] (ファルコンは16億円/t) [10]
○大林組は2012年に2050年には宇宙エレベーターを建築するという構想を発表している。[11]
○高度36,000kmの静止軌道ステーションまで30人乗りのエレベーターが1週間で移動する。[9]
○課題は長くて強いケーブルの製造技術など。
※ケーブルの長さ:144,000km、重さ7,000t
○宇宙エレベーターの建設コストは1兆円。[9]
○最初に20tのケーブルを静止軌道に打ち上げ、上下に伸ばし、徐々に太くする。[12]
※宇宙エレベーター [11]
71-2 ケンタウルス座アルファ星 [12]
○太陽系に最も近い(4.39光年)三重連星。
○質量と年齢
・A:1.1M(太陽質量)、48.5億年
・B:0.907M、48.5億年
・C(プロキシマ):0.123M、48.5億年
○到達期間:3万年
○およそ25,000年後には3光年まで接近する。
○長期移動の間のエネルギーと安全を考えると、自然の力を利用することが必要。
→No.80 星船=宇宙船太陽系号
71-3 太陽周辺の恒星の動き [13]
○太陽は、約10万光年の直径を持つ天の川銀河の中心から2万6千光年に位置し、約2億年で公転している。
・天の川銀河の恒星数:約2000億個
☆周辺の恒星の動き次第で、太陽が他の恒星に接近する可能性もある。
※太陽周辺の恒星の運動
71-4 アンドロメダ銀河との衝突 [13]
○天の川銀河の隣にあるアンドロメダ銀河は秒速約122kmの速度で銀河系に近づいている。従って銀河系はアンドロメダ銀河と約40億年後には衝突する。
○この衝突でも太陽やその他の恒星が互いに衝突する可能性は低いが、衝突から約20億年後には2個の銀河は合体して1個の楕円銀河を形成すると考えられている。
71-5 News
○ダイヤモンドでできた惑星発見![13]
・この惑星は、たった40光年のところにある。
・宇宙船で、片道30万年、往復60万年ポッキリ。
・ハヤブサZの開発を急げ!
【参 照】
1. Wikipedia:国際宇宙ステーション
2. ”The International Space Station: Together is the Future” NASA
https://www.youtube.com/watch?v=NtrVwX1ncqk
3. Pavel Alpeyev”グーグルが月面無人探査レース、賞金25億円-日本チームも参戦”at Bloomberg
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NQHPU66JTSEM01.html
4. Wikipedia:月の植民
5.MARK PRIGG FOR DAILYMAIL.COM “The final countdown for Mars One: 100 remaining candidates for controversial one way trip to undergo 'intense' testing” 20160606
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-3628235/The-final-countdown-Mars-One-100-remaining-candidates-controversial-one-way-trip-undergo-intense-testing.html
6. Mars One
http://www.mars-one.com/mission/roadmap
7. 米山 慎吾“マーズワンの火星移住計画は2025年に4人?プロジェクトの評判が?”at 40’s Exchange Hack 20160208
http://40exchange.com/marsone-225
8.Wikipedia:火星の植民
9. “驚愕!!2021年には宇宙エレベータで宇宙へ行ける!!のか?”at NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2137355503827201601?page=2
10.No.74 宇宙旅行のコスト
11. 石井 英男”宇宙エレベーターが実現する「2050年宇宙の旅」” at TELESCOPE Magazine 2013
http://www.tel.co.jp/museum/magazine/spacedev/130603_topics_07/
12.Wikipedia:ケンタウルス座アルファ星
13. moonrainbouw”宇宙への旅人 太陽系は高速で移動している!”
http://earth38moon.blog115.fc2.com/blog-entry-4266.html
14.Catering Visco”ダイヤモンドでできた惑星”at WIRED
http://wired.jp/2012/10/30/diamond_planet/
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