35 意識とは?【知性】宇宙との対話
35-1 概 要
○意識とは、自分の今ある状態や、周囲の状況などの環境を評価できている状態のこと。
・ ぼんやりした意識は犬・猫などにもある。
○意識の単位・・・ サーモスタットを1単位とすると、[1]
花 10単位
動物 数百単位
○意識のレベル [1]
レベル1:空間を認識できる。(は虫類)
レベル2:空間と社会を認識できる。(ほ乳類)
レベル3:空間、社会、時間を認識できる。(人間)
※さらに、満足を先延ばしにできる能力が成功できるかどうかの差になる。
35-2 自己意識(self-consciousness)=自己認識=自意識
:自分自身に向けられる意識
○私的自己意識と公的自己意識[2]
・私的自己意識:自己の内面(感覚,感情,思考など)に向けられる。(前帯状皮質(anterior cingulate cortex, BA32)、内側前頭前野(medial prefrontal cortex, BA10)、後帯状皮質(posterior cingulate cortex, BA 23/31)、および楔前部(precuneus, BA7)を含む大脳皮質正中内側部構造(cortical midline structure))
・公的自己意識:他者が観察できる自己の外面(容姿や振る舞い方など)に向けられる。(脳の前頭頭頂領域)
○自己意識の存在を調べるテスト[2]:
対象の額に鮮やかなマークを塗り、次に、鏡の前に対象を置く。対象が自分の額のマークに触れようとした場合、自己意識の存在を示す証拠と考える。
・ヒトでは、2歳前後まで開発されない。[2]
・動物の中でもチンパンジーやオランウータンなどの大型類人猿、ゾウやイルカなどにはあるが、サルには無いとされている。[2]
・自己意識がなければ嫉妬も無い。
0 件のコメント:
コメントを投稿